ドライマウスについて
「口が乾く」ことは一時的にありますが、慢性的なものは「ドライマウス」という病気です。さらに、唾液が減るとその働きも弱くなりますので、虫歯や歯周病のリスクも高くなります。
★唾液が減ると虫歯や歯周病リスクが高まる
唾液の量が減ると、お口の中の洗浄作用が少なくなり、いつまでも食べ物がお口の中に留まってしまいます。また、飲食物で減ったpH値がなかなか元に戻らなくなり、歯の表面のカルシウムが溶け出す「エナメル質の脱灰」が進んでしまいます。さらに、唾液に含まれる抗菌物質やたんぱく質の減少、歯を保護するペリクルも形成されにくくなることでお口の中が金に弱い環境になってしまいます。このように、唾液の減少によってさまざまな作用が弱まるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。