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歯科座学 270 歯科疾患実態調査 喪失歯と補綴

皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

前回は、歯科疾患実態調査の永久歯について学びました。
まずう蝕の状況は、
5歳以上10歳未満では処置歯または未処置のう歯を持つ者の割合は10%を下まわりましたが、25歳 以上85歳未満では80%以上と高く、とくに35歳以上55歳未満では100%に近い状況でした。 過去の調査と比較すると、5歳以上35歳未満では減少傾向を示していましたが、65歳以上では増加 傾向にありました。
5歳以上15歳未満の1人平均DMF歯数(DMFT指数)は、近年著明な減 少傾向を示しています。
15歳以上においてDMFT指数を過去の調査と比較すると、若 年者において減少が見られるだけでなく、35歳以上の各年齢階級においても緩やかに減少する傾 向にあります。 う蝕の処置状況は、若年者では充填の割合が圧倒的に多い状況でしたが、65歳以上ではクラウンが過 半数を占めました。クラウンの数は35歳以上から顕在化し、50歳以上になるとブリッジの支台となる クラウンが多くなる状況でした。

本日は、喪失歯の状況とその補綴の状態についてです。
5歳以上の多くの年齢階級で、喪失歯を有するものの割合は、過去の調査より減少する傾向にありました。また、一人平均の喪失数も減少する傾向となりました。

欠損補綴物の装着者は55歳以上で半数を超えています。
装着された補綴物の内訳は、85歳未満ではBr装着者が最も多いが、そのピークは65歳以上70歳未満で約半数に見られました。
85歳以上では 部分床義歯装着者と全部床義歯装着者が同程度に多かったが、これらの義歯は年齢階級が高くな るにつれて多く見られました。他方でインプラント装着者は、どの年齢階級でも5%に満たない傾向となりました。

では、本日の歯科座学でした。


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