歯科座学 269 歯科疾患実態調査 永久歯のう蝕
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、歯の状況について乳歯のみと、
乳歯+永久歯の状態について学びました。
4歳以上8歳未満では、
う歯を持つ者の割合が40%前後でした。14歳以下の各年齢に おいて過去の調査と比較すると、う歯を持つ者の割合は、1人平均df歯数(dft指数)1人平均未処置歯数は概ね減少傾向を示していました。
乳歯+永久歯については、 5歳以上15歳未満においては、12歳以上13歳未満以外の各年齢において、4~7割程度の者が乳歯 または永久歯にう歯を有していました。過去の調査と比較すると、減少傾向を示していました。
本日は、永久歯について学びます。
まずはう蝕の状況ですが、
5歳以上10歳未満では処置歯または未処置のう歯を持つ者の割合は10%を下まわりましたが、25歳 以上85歳未満では80%以上と高く、とくに35歳以上55歳未満では100%に近い状況でした。 過去の調査と比較すると、5歳以上35歳未満では減少傾向を示していましたが、65歳以上では増加 傾向にありました。
5歳以上15歳未満の1人平均DMF歯数(DMFT指数)は、近年著明な減 少傾向を示しています。
15歳以上においてDMFT指数を過去の調査と比較すると、若 年者において減少が見られるだけでなく、35歳以上の各年齢階級においても緩やかに減少する傾 向にあります。 う蝕の処置状況は、若年者では充填の割合が圧倒的に多い状況でしたが、65歳以上ではクラウンが過 半数を占めました。クラウンの数は35歳以上から顕在化し、50歳以上になるとブリッジの支台となる クラウンが多くなる状況です。
では、本日の歯科座学でした。