歯科座学 267 歯科診療所の受診状況
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、歯周病の罹患状況について学びました。
平成 23 年の歯科疾患実態調査によると、
若年者においては歯肉に所見のある者は少ないですが、
高齢になるにつれて歯肉の所見のある者が多い状況という状況でした。
年齢階級別の有病者率をみると、
年齢が高くなるにつれて歯肉に所見のある者が増え、
45〜49歳の年齢層で約87パーセントを示し、最も高い率になっており、
働き盛りの年齢層である35歳〜69歳でほぼ80パーセント以上を示します。
歯周病の罹患状況は、
64歳以下における4mm以上の歯周ポケットを有する者の割合は減少傾向にあるものも、65歳以上では、増加する傾向にあるのでした。
この事は、各年齢階級層における現在歯数が増加して、調査対象の歯がより多くなった為と考えられます。
本日は、歯科の受診状況についてです。
平成 23 年歯科疾患実態調査をもとに、歯肉に何らかの症状がみられる患者数を推定すると、約9,400万人となります。
しかし、実際に歯科診療所で治療を受けている患者様は約260万人です。
平成11年での受診者が約120万人でしたので、倍になってはいますが、総患者数からするとまだまだ少ないのが現状です。
この数字の差からは、歯周病であることに気がつかないでいる人や、気づいているが治療をしないでいる人がいかに多いかがわかります。
今後さらなる受診率の改善を目指す事も、
我々歯科医療の役割でもあるのです。
では、本日の歯科座学でした。