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歯科座学 263 手術前の口腔機能管理

皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

前回は、口腔ケアに全介護が必要な場合について学びました。
口腔衛生管理に関わらず、全介護が必要な場合は歯科医師の指導のもと、看護師、歯科衛生士、介護福祉士などによる歯ブラシなどを用いた日常的な口腔衛生管理に留め、必要に応じて積極的に歯周ポケット内への薬剤の局所投与などを考慮した治療方針とするのでした。
毎日介護できる介助者に対して、口腔衛生管理の方法を指導し、
できる限り口腔内を清潔に保てるようにするのが重要でしたね。

本日は、手術前の口腔機能管理についてです。
歯周病が存在し、炎症状態が存在する場合に、菌血症を引き起こし、歯周病原細菌を含む口腔内細菌が全身に到達することが知られており、大きな手術後の術後感染を引き起こすリスクになります。
癌の手術に限らず、この様な場合には大きな手術に先立ち、適切な口腔衛生処置と抗菌薬等を併用することで口腔内細菌感染に対する処置を行う事が必要になります。
う蝕予防のために放射線療法前にフッ化物の応用や軟組織を刺激する様な修復物の治療、除石を行う必要があります。
また、癌治療に関連するONJは重篤な有害事象です。
治療前から歯周治療をおこなって、リスク因子を可能な限り減らしていくことは非常に重要です。

では、本日の歯科座学でした。


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