歯科座学 259 周術期の歯周病ケア
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、観血的処置に対する注意点に関する照会について学びました。
観血的処置を行う場合は、医科の主治医の先生に、
歯周組織検査の結果を踏まえ、
歯周病の診断と今後の治療内容、
特に歯周基本治療時の抜歯や縁下歯石のスケーリングルートプレーニングなどの観血的処置の必要性についての情報を提示し、照会するのでした。
この際は、使用予定の局所麻酔薬の種類や用量、
アドレナリン含有の有無、
所要時間なども記載するのが重要でしたね。
抜歯などの観血的処置においては、
抗凝固薬、抗血小板薬等を内服している場合は、原則として薬は中止せずに治療するのでした。
中には、患者様自身の判断で、薬を中止してくる場合もあるので、自分では判断せず、主治医に相談しましょう。
本日から、周術期管理と歯周病ケアについて学びます。
日本人の死因の第1位でもある癌の治療を始めとする大きな手術に際して、慢性の感染性疾患である歯周病を治療することは、術後の感染を減らし、治癒を早めるという事が考えられます。
そのため、周術期の口腔内の管理は重要な位置を占めます。
また、癌の治療法として、手術療法の他に、
放射線療法や薬物療法がありますが、その治療中、治療後に合併症が生じる事が多く、歯科的な配慮が必要となります。
ですので、治療に関しては、医師と歯科医師との情報の共有、円滑な連携は不可欠です。
次回以降詳しく見ていきましょう。
では、本日の歯科座学でした。