歯科座学 258 観血的処置時の医科との連携
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は医科の主治医との関係について学びました。
フェニトイン、ニフェジピン、あるいはシクロスポリンなどによる薬物性歯肉増殖が疑われる場合は、その可能性を指摘し、
処方の薬剤について主治医に照会します。
処方薬剤変更の可否について打診する場合には、
その歯科的メリットや変更後に予想される全身的な症状の変化などに関して、
主治医と十分な連携をとり、相互理解を深めた上で決定してもらう事が重要となるのでした。
ビスフォスフォネート製剤や抗RANKL抗体製剤は、骨粗鬆症の治療薬として、また、癌の骨転移に対する薬物療法の骨修飾薬なども歯科の治療では注意が必要になってきます。
これらの薬剤を使用している場合は、
適切な治療計画を立案し、
医科と連携をとりながら治療を進めていくことが重要でした。
本日は、観血的処置に対する注意点に関する照会についてです。
歯周組織検査の結果を踏まえ、歯周病の診断と今後の治療内容、特に歯周基本治療時の抜歯や縁下歯石のスケーリングルートプレーニングなどの観血的処置の必要性についての情報を提示し、照会します。
使用予定の局所麻酔薬の種類や用量、アドレナリン含有の有無、所要時間なども記載します。
抜歯などの観血的処置において、
抗血小板薬等を内服している場合は、原則として薬は中止せずに行います。
中には、患者様自身の判断で、薬を中止してくる場合もあり、その場合は抜歯ができないので、正しく主治医の判断を受けましょう。
では、本日の歯科座学でした。