歯科座学 255 歯周炎の特徴
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は歯周病の進行に関わる因子について学びました。
まずはプラークリテンションファクター。
プラーク性歯肉炎同様に
口腔衛生管理を困難にすると言う点においても
プラークリテンションファクターが
存在すると歯周炎は増悪します。
プラークリテンションファクターは、
歯石、歯列不正、歯肉歯槽粘膜部の異常、不適合修復・補綴物、歯の形態異常、食片圧入、口呼吸、口腔前庭の異常、歯頸部う蝕、歯周ポケットなどを言いのでしたね。
これらが、存在すると、歯周炎は増悪し、
歯周ポケットが形成されると歯周ポケット内部は
患者自身で衛生管理できない細菌性プラークはさらに増加し、
歯周炎が進行するのでした。
また、外傷性咬合が併発しても歯周炎は進行し、
早期接触、強い側方圧、
ブラキシズムなどの外傷性咬合が併発すると、
歯周組織の炎症は増悪し、組織破壊は急速に進行しました。
場合によっては、垂直性骨吸収、骨縁下ポケットが形成される事もあります。
本日は歯周病の特徴についてです。
まず、歯周病には、進行度に部位特異性があります。
感染している歯周病原因菌の、質や種類、量、局所的修飾因子などの違いによって、同じ患者様の口腔内でも部位によって進行度に差があります。
次に、
歯周病には、活動期と休止期があります。
一般的に、歯周炎は慢性の疾患と言われていますが、
歯周病の破壊は常に一定速度で進むのではなく、
活動期に急速に進行します。
活動期か休止期かを一回の検査で診断する事はできず、
通常アタッチメントロスや歯槽骨の吸収が急速に進行した場合を活動期、
その部位を活動部位とよんでいます。
次に、歯周病が進行すると、悪循環が生じさらに症状が急速に進行します。
歯周ポケットが深くなると歯周病原因菌が増加します。
そして、深い歯周ポケットが深くなると歯周病原因菌が増加します。
また、深い歯周ポケットでは、
浅い歯周ポケットよりアタッチメントロスを生じやすく、
歯槽骨吸収などによって支持力が低下すると2次性外傷が生じ、
細菌感染と合併して歯周組織破壊が進行します。
では、本日の歯科座学でした。