歯科座学 254 歯周炎を進行させる因子
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、歯周病の治癒後の治療についてです。
メンテナンス時は、
ブラッシング指導、スケーリング、
専門的機械的歯面清掃、歯間清掃などを行い、
プラークや歯石、その他歯周組織の安定に不必要な為害物質を
徹底的に除去しました。
一方、サポーティブペリオドンタルセラピー時には、
上記メンテナンス時に行う処置の他、
スケーリング・ルートプレーニング等、
病状安定している部位の治療も行うのでした。
本日は、歯周病が進行してしまう因子について学びます。
まずは、プラークリテンションファクターです。
プラーク性歯肉炎同様に
口腔衛生管理を困難にするプラークリテンションファクターが
存在すると歯周炎は増悪します。
プラークリテンションファクターは、
歯石、歯列不正、歯肉歯槽粘膜部の異常、不適合修復・補綴物、歯の形態異常、食片圧入、口呼吸、口腔前庭の異常、歯頸部う蝕、歯周ポケットなどを言います。
これらが、存在すると、歯周炎は増悪し、
歯周ポケットが形成されると歯周ポケット内部は
患者自身で衛生管理できない細菌性プラークはさらに増加し、
歯周炎が進行します。
また、外傷性咬合が併発しても歯周炎は進行します。
早期接触、強い側方圧、
ブラキシズムなどの外傷性咬合が併発すると、
歯周組織の炎症は増悪し、組織破壊は急速に進行します。
場合によっては、垂直性骨吸収、骨縁下ポケットが形成される事がある。
次回も歯周炎が進行する因子について学びます。
では、本日の歯科座学でした。