歯科座学 254 歯周-歯内病変の分類
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は歯周-歯内病変について学びました。
歯周-歯内病変は、根尖孔や副根管、側枝などで歯周ポケットと根管内が相互に交通しているためにどちらか一方が感染することでその感染が他方に影響を与えできている病変でした。
ですので、歯髄の生死、歯周ポケットの深さ、X線の所見などを組み合わせて診断する必要があり、根管内の治療を先にするのか、歯周治療を行うのかを決定していく必要があります。
歯周病が進行し、深い歯周ポケットが存在すると、歯周ポケットに近接する歯根面の細菌感染によって象牙細管、副根管、側枝、根尖孔を通じて歯髄に感染が波及し歯髄が死に、根尖部に透過像を作る場合は歯周病から歯内に病変が進む、歯周-歯内病変で、逆の経路でおこると、歯内から歯周ポケットが深くなってしまうのは歯周-歯内病変です。
本日は歯周-歯内病変の分類について学びます。
歯周 - 歯内病変の分類は
Simon らの分類
Weine の分類が多く引用されています。
その発症原因から分類すると以下の 3 つの型になります。
クラスI(歯内病変由来型) エックス線所見では進行した歯周炎の骨吸収像を示しますが、歯髄の炎症、壊死が原因である場合、歯髄は失活しおり歯内治療を行います。
クラスII(歯周病変由来型) 歯周炎による重度の骨吸収が存在し、歯周ポケットを経由して、副根管または根尖孔から歯髄が感染した場合、歯髄は生活歯の場合が多く、多(複)根歯の場合、一根のみ失活していることもあるので十分注意する必要があります。
クラスIII(歯周 - 歯内病変複合型) 根尖性歯周炎による根尖周囲の骨吸収と歯周炎による骨吸収とが連絡し、合併した病変で、歯髄は 失活しています。まず歯内治療を行い、歯周治療との併用が必要となります。
では本日の歯科座学でした。