歯科座学 253 歯周-歯内病変
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は根分岐部病変の治療について学びました。
根分岐部病変の治療は、Lindhe(リンデ)Nyman(ニーマン)によって分類された根分岐部病変の分類に沿って行われるのでした。
根分岐部病変1度、軽度の2度であれば歯周基本治療やエナメル突起、エナメルパールなどの選択的削合やファーケーションプラスティーなどで対処し、
2度の病変では、組織付着療法や歯周組織の再生療法が適応となり、
3度の病変では、トンネリングや、ルートセパレーションなどが適応となります。
場合によっては、ルートリセクション、トライセクション、ヘミセクションを行うのでした。
本日から歯周-歯内病変について学びます。
この歯周-歯内病変とは、例えば根尖孔や副根管、側枝などで歯周ポケットと根管内が相互に交通しているためにどちらか一方が感染することでその感染が他方に影響を与える可能性があるものです。
ですので、歯髄の生死、歯周ポケットの深さ、X線の所見などを組み合わせて診断する必要があります。
そして、根管内の治療を先にするのか、歯周治療を行うのかを決定していく必要があります。
例えば、歯周病が進行し、深い歯周ポケットが存在すると、歯周ポケットに近接する歯根面の細菌感染によって象牙細管、副根管、側枝、根尖孔を通じて歯髄に感染が波及し歯髄が死に、根尖部に透過像を作る場合は歯周病から歯内に病変が進む、歯周-歯内病変です。
逆の経路でおこると、歯内から歯周ポケットが深くなってしまう歯周-歯内病変となります。
では、本日の歯科座学でした。