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歯科座学 249 根分岐部病変

皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

前回は、歯周外科時のレーザー照射について学びました。
歯周外科で、歯肉を剥離し、歯根面のデブライトメントを行う際、
ハンドスケーラーや超音波スケーラーなどを使うのでしたが、
エルビウムヤグレーザーを使用し歯周外科時に歯石除去、病的歯根面のデブライトメントを行う場合もあります。
エルビウムヤグレーザーは、水への吸収性が高く、レーザー光が、歯石などに含まれる水分にエネルギーが吸収され、その気化に伴い内圧が亢進し、微小爆発により、歯石などの汚染物を蒸散させるのでした。
基本的には、レーザー照射はほぼ無痛であり、照射面の殺菌やエンドトキシンの分解、除去効果も期待できます。
最近では、このエルビウムヤグレーザーの重要性が認識され始め、
多くの治療の現場で使用されるようになりました。

本日から、分岐部病変について学びます。
そもそも、分岐部病変とは、根が一本ではなく複数ある場合、根間中隔の歯周組織が破壊される病変で、例えば、上顎では4番目から7番目の臼歯、下顎では、6番目、7番目の臼歯にみられます。この部位は、形態が複雑になっている場合が多く、通常の歯周治療用具を使用して確実にデブライトメントをすることは難しい場合が多く、前回学んだようなレーザーを用いる場合もあります。
根分岐部病変は、辺縁歯周組織からの炎症の波及、外傷性咬合、歯周歯内病変などによって生じますが、歯根の形態や離開度、ルートトランクの長さ、エナメル滴やエナメル突起などの局所的な因子が根分岐部への病変の波及、その程度に関わっています。

原因や程度、その歯の状態によって治療法や予後はさまざまですが、辺縁から波及した歯周病変によるものは、その他のものと比べ、治療が複雑になります。

次回から詳しく学んで行きましょう。

では、本日の歯科座学でした。


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