歯科座学 248 歯周外科時のレーザー照射
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は結合組織移植術について学びました。
結合組織移植術は、上皮下にある結合組織のみを他の部位から採ってきて、それを歯肉退縮部に移植する方法でした。
上皮があると、移植片を切り出す際に、容易である一方、生着が悪くなりやすいといった欠点がありました。
一方で、結合組織であれば、両面から血液の供給を受けれるため、
生着がおこりやすいという利点がありました。
しかしながら、歯肉弁移動術と比較すると移動術は、一部の血管は損傷されずにのこりますが、
移植術は、完全に切り出すため、全ての面で血管が遮断されるといった性質があります。生着しやすい順に言えば、歯肉弁移動術、結合組織移植術、遊離歯肉移植術の順です。
本日は、歯周外科時に行うレーザー照射について学びます。
一般的には歯周外科で、歯肉を剥離し、歯根面のデブライトメントを行う際、
ハンドスケーラーや超音波スケーラーなどを使いますが、
当医院では、エルビウムヤグレーザーを使用し歯周外科時に歯石除去、病的歯根面のデブライトメントを行います。
エルビウムヤグレーザーは、水への吸収性が高く、レーザー光が、歯石などに含まれる水分にエネルギーが吸収され、その気化に伴い内圧が亢進し、微小爆発により、歯石などの汚染物を蒸散させます。
また、照射面の殺菌やエンドトキシンの分解、除去効果も期待できます。
では、本日の歯科座学でした。