歯科座学 247 結合組織移植術
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、遊離歯肉移植術について学びました。
これは、口蓋部より採取した上皮と結合組織を含んだ移植片を、受容側に縫い付ける方法でした。
上皮もふくめて移植片とするのがポイントです。
露出した歯根面の被覆と、確実な付着歯肉の獲得、口腔前庭の拡張や付着歯肉の増大が目的で、付着歯肉の幅が狭く、口腔前庭が浅いような清掃性が困難な部位に行いました。
移植して来るので、全く関係のない場所の移植片を採得しなければならず、手術部位が2箇所になってしまうのは欠点でしたね。
本日は結合組織移植術について学びます。
結合組織移植術は、上皮を含まず、上皮下から結合組織を採取し、それを移植する方法でした。
これも、歯根露出面の被覆、審美性が要求されるような部位で、口腔前庭拡張、顎堤増大、などを目的しておこないます。
遊離歯肉移植術と結合組織移植術は上皮を含むのか含まないのかが大きな違いですが、結合組織移植術では、移植片が骨膜側と上皮側の両面より血液供給を受けるため、生着が良好という利点があります。
また、結合組織のみの移植となり、
審美性が遊離歯肉移植より良好と言われています。
では、本日の歯科座学でした。