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歯科座学 245 歯肉弁歯冠側移動術

皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

前回は、歯肉弁側方移動術について学びました。
歯肉弁側方移動術は、言葉の通り、歯肉弁を横に動かす方法で、
限局した歯肉退縮に対して行う場合が多く、隣接する歯の角化歯肉を有茎弁として側方へ移動させ歯根の露出面を覆う方法でした。
綺麗な審美性を保つためには、供給部に十分な角化歯肉の厚みと幅が必要ですが、
歯肉退縮が4ミリ以下の軽度な場合や、重度な歯肉退縮であっても幅が狭い孤立性の歯根露出の被覆に有効な方法でした。

これまで、歯肉弁根尖側移動術、歯肉弁側方移動術と学んできましたが、
本日は、歯肉弁歯冠側移動術についてです。
これも、歯肉弁側方移動術と同様、歯肉退縮に対して、直下の歯肉を剥離し、有茎弁を形成し、歯冠側に移動する事で、露出した歯根面を被覆する術式です。
特徴としましては、1〜2歯の歯根露出で、歯肉付着幅が十分にある場合に行います。また、歯周組織再生療法で骨移植やGTR膜で完全に歯肉弁で覆いたい場合に行われます。
この方法ですと、歯肉弁を引っ張って来ないといけないので、その力で再度歯肉退縮が生じたり、血流不足により歯肉壊死が起こるなどもリスクもあります。

では、本日の歯科座学でした。


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