歯科座学 243 小帯切除術
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は歯周形成手術について学びました。
歯周形成手術は、付着歯肉の不足や喪失、浅い口腔前庭、辺縁歯肉への障害となる小帯や筋の付着などを改善することで歯周病の治療や歯周病の再発防止、プラークコントロールの行いやすい口腔内の環境の確保、審美性の改善のために行う手術のことでした。
そして、本日学ぶのが小帯切除術についてです。
小帯とは、例えば、ベロの裏側にあるスジや、上唇の真ん中から前歯の正中に出ているスジの事で、舌小帯や上唇小帯、頬小帯などがあります。
場合によっては、これらの小帯が短かったり、硬直しており、害を及ぼす場合があります。
異常に発達した小帯は切除しなければならず、それを除去する事で、付着歯肉の幅を増加させ、周囲歯周組織の安定を図ることができます。
小帯歯肉の移行部に切開を加え、小帯付着部を骨から剥離し、剥離した小帯を切除します。
では、なぜ小帯が短かったり硬直していたりと異常を起こしているといけないかというと、
辺縁歯肉が引っ張られ、歯周ポケットの形成や深化を起こしやすく、また、正中理解や歯間離開の原因となる為ブラッシング時に障害となりやすくなってしまいます。
ですので、小帯を切除することで、ブラッシングなどのプラークコントロールがしやすくなったり、歯周疾患の悪化や、歯列不正を防ぐことができるのです。
では、本日の歯科座学でした。