歯科座学 242 歯周形成手術
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回はエナメルマトリックスタンパク質の歯周外科への応用について学びました。
エナメルマトリックスタンパク質は、幼若ブタの歯胚から抽出・精製して作られるのでした。
そして、このエナメルマトリックスタンパク質は骨欠損部に応用することで、セメント質を誘導し、歯周組織の再生が起こすのでしたね。
要するに、エナメルマトリックスタンパク質を応用することで、セメント質などの歯周組織が再生するのです。
そして、適応症としては2壁性、3壁性の垂直的骨欠損でした。これは、骨の欠損が壁に囲まれているということです。
例えば、骨を長方形の箱だとして、長方形の穴に穴をあけていきます。
穴が空いたところが骨の欠損部です。真ん中に穴を開ければ、欠損部は底の面とと側面の4面が残ります。これは4壁性です。穴を横に削っていき、側面の内、一面が貫通すれば、側面は3面になり、それは3壁の状態です。
ですので、
側面に歯の面が何面残っているかで決まります。
本日は歯周形成手術についてです。
この歯周形成手術は、付着歯肉の不足や喪失、浅い口腔前庭、辺縁歯肉への障害となる小帯や筋の付着などを改善することで歯周病の治療や歯周病の再発防止、プラークコントロールの行いやすい口腔内の環境の確保、審美性の改善のために行う手術のことです。
次回から、歯周形成手術の各論について学んでいきます。
では、本日の歯科座学でした。