歯科座学 241 エナメルマトリックスタンパク質
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回はGTR法について学びました。
この方法は、GTR膜というものを使用し、歯周組織の治癒過程における歯肉上皮や歯肉結合の歯根面への伸展や接触を防ぎ、歯根面の結合組織性の新付着をはかり、歯周組織の再生を行う方法でした。
歯肉と歯根との付着は2種類あって、一般的には歯根膜などに代表される結合組織性の付着をする場合と、歯肉の上皮が結合する場合なのですが、
上皮性の付着は、付着が弱く、容易に歯周ポケットが進展しやすいといった特徴があり、できれば結合組織性の新付着を得たい訳です。
しかし、結合組織性の付着と上皮性の付着は、上皮性の付着の方が結合組織性の付着より早く起こってしまうので、GTR膜で上皮性の付着を防御し、
結合組織性の付着を得ようとするのです。
本日は、エナメルマトリックスタンパクについてです。
エナメルマトリックスタンパク質は、幼若ブタの歯胚から抽出・精製して作られます。
そして、このエナメルマトリックスタンパク質は骨欠損部に応用することで、セメント質を誘導し、歯周組織の再生が起こるとされています。
適応症としては2壁性、3壁性の垂直的骨欠損で、骨欠損部に直接エナメルマトリックスタンパク質を応用して骨欠損部を改善させます。
では、本日の歯科座学でした