歯科座学 233 咬合性外傷と暫間固定
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、咬合性外傷と咬合調整について学びました。
咬合調整は、歯を選択的に削合することで咬合力を多数均一に分散させ、歯の軸の方向に力が伝わるようにすることで、より正しい接触関係を保ち、歯周組織の安定をはかるものでした。
そして、顎関節症やブラキシズムの改善、矯正後の咬合の安定化などの目的もありました。
また、歯冠形態修正は、外傷性咬合を除去・分散させることを目的とし、辺縁隆線や歯冠の頬舌径の修正、咬頭の歯冠部形態の修正を行うことでした。
本日は暫間固定について学びます。
暫間固定は前回学んだような咬合調整だけでは改善できないような場合、歯の動揺が強くある場合、二次性の咬合性外傷が生じやすい場合などに行います。
暫間固定は周囲の歯と悪い歯を連結固定し、歯周組織に対する咬合圧の分散と安静をはかり、咬合性外傷を改善したり、破壊的な力を避けるために行います。
歯に動揺が著しく、咬合、咀嚼などの機能障害があるような場合には早期に暫間固定を行い、咀嚼機能の改善を行う必要があります。
暫間固定は、名前の通り、一時的なものであり、歯周組織の安定が確保されたのちは、除去するか永久固定へと変える必要があります。
また、暫間固定する場合は、十分に咬合調整を行い咬合が安定されたのち行う事が大切です。
では、本日の歯科座学でした。