歯科座学 231 咬合性外傷と歯周炎の関係
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、咬合性外傷の診断の所見について学びました。
咬合性外傷の臨床所見としては、
歯の動揺、早期接触、著しい咬耗、歯周ポケットの深部への悪化、歯の病的な移動、くさび状欠損、歯の破折など、
レントゲン所見では、歯根膜腔の拡大、歯槽硬線の消失・肥厚、骨の欠損、歯根吸収、セメント質の肥厚などが認められましたね。
本日は、咬合性外傷と歯周炎の関係についてです。
咬合性外傷を引き起こす外傷性咬合は歯周炎を進行させる重要な因子です。
まずは、外傷性咬合を取り除き、安定した咬合を確立させ、咬合性外傷によって増悪した歯周組織の破壊を軽減します。
噛み合わせを調整したり、固定を行う場合は、細菌感染の処置を行い、原因が咬合性外傷である場合に行います。
どのような治療が必要かと言うと、
まずは細菌感染による歯周病の基本治療を行います。
これで炎症が消退し動揺も減れば良いが、動揺が治らないものは咬合調整や固定を行います。
ですので、歯周病が原因なのか、外傷性咬合が原因なのか、どちらの原因で歯が揺れているのか、炎症が起きているのか、痛みがあるのかを見極めていく必要があります。
では、本日の歯科座学でした。