歯科座学 230 咬合性外傷の所見
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は一次性咬合性外傷と二次性咬合性外傷について学びました。
一次性の咬合性外傷は、力が歯に過剰に加わることで、その結果歯周組織に対して外傷が生じるもので、
二次性の咬合性外傷は、歯周炎などの進行のために歯を支える歯槽骨が減少し、咬合負担能力が低下した歯に生じる外傷でした。
一次性咬合性外傷は外傷が歯に始めに伝わりその結果歯周組織に影響を与えるもので
二次性咬合性外傷は、そもそも弱っている歯に、強い力ではない生理的な力が加わっておこる外傷
というのがポイントでしたね。
本日は、咬合性外傷の臨床上のポイントとレントゲンでの所見について学びます。
咬合性外傷の臨床所見としては、
歯の動揺、早期接触、著しい咬耗、歯周ポケットの深部への悪化、歯の病的な移動、くさび状欠損、歯の破折などです。
一方、レントゲン所見では、歯根膜腔の拡大、歯槽硬線の消失・肥厚、骨の欠損、歯根吸収、セメント質の肥厚などが認められます。
これらは、咬合性外傷なのか歯周病なのかを見分けるために非常に重要なポイントになってきますので、覚えておきましょう。
では、本日の歯科座学でした。