歯科座学 227 歯肉縁下の化学的コントロール
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は歯肉縁上プラークの化学的コントロールについて学びました。
基本的には、十分なブラッシングを行い、歯面からプラークを除去し、その上で化学的コントロールを行い、清潔になった歯面をコーティングしたり、浮遊している細菌を殺菌したりするのが重要です。
また、全身的疾患があったり入院していたり、手が不自由な場合など、口腔内が不潔になりやすく、誤嚥性肺炎のリスクが上がります。
口腔内の浮遊菌をなるべく少なくする為にも化学的コントロールは重要になってきます。
本日は歯肉縁下の化学的コントロールについて学びます。
歯肉縁下の化学的コントロールとは、主に深い歯周ポケット内のコントロールの事です。
方法として、歯周ポケット内洗浄があり、オキシドールや塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジンなどにより、歯周ポケット内をシリンジで洗浄する方法です。
次に抗菌剤の歯周ポケット内投与です。
歯科では、主にテトラサイクリン系の軟膏が使用され、膿瘍や炎症が認められる場合に、週に一回を3〜4週続けて行う場合が多いです。
局所的に薬剤を投与する事で、内服による抗生剤の投与よりも体に負担なくコントロールできる利点があります。
また、スケーリングルートプレーニングなどの歯周治療時にこれらの化学的コントロールを併用する事で感染を防止することもできます。
では、本日の歯科座学でした。