歯科座学 217 高齢者の歯周治療時の注意点
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、有病者の歯周治療で注意すべき点について学びました。
歯科治療で特に重要な疾患は、糖尿病と高血圧等の血管障害です。
糖尿病は歯科治療の緊張で低血糖状態に陥る場合があります。
また、歯科治療は、アドレナリン含有の麻酔薬を使用しますので、少なからず血管収縮が働きます。
もともと血圧が高いと、緊張で血圧があがり、麻酔薬で血圧があがり、痛みで血圧が上がります。
ですので、治療前、治療中、治療後は血圧の管理を十分行い、血圧が高すぎる場合は歯科治療を中止することも必要です。
本日は、高齢者の歯周治療について学びます。
高齢者は、歯周病が進むと、口腔内の細菌が多くなります。また、高齢になればなるほど、嚥下の機能が衰え、口腔内の細菌を誤って誤嚥してしまい、肺炎になりやすくなります。
誤嚥とは、誤って菌が肺に入るものですが、誤って胃に入るものを誤飲と言いますので、その違いも覚えておきましょう。
また、歯周病の治療は、歯茎を掃除したりと処置によっては観血的な処置を行う場合もあります。
免疫力が低下する疾患がある場合は、抗菌療法も併用していきながらの治療が必要です。
では、本日の歯科座学でした。