歯科座学 190 歯周病菌の鞭毛
みなさん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。
前回は莢膜について学びました。
莢膜は、細菌の最外層にあり、鎧のような役割をはたしています。
莢膜は、体の免疫機構から自身を守るのに役立っており、莢膜があると、なかなか菌を攻撃しきれません。
本日は、鞭毛について学びます。
鞭毛は螺旋状になっており、鞭毛が螺旋方向に回転すればプロペラで進む船のように、菌は鞭毛の付着部分を尾にして直進します。
逆に、鞭毛を反対方向にすると、鞭毛はデタラメな動きとなり、その場所で回転する。
菌が全体として養分の多い方向へ移動するのは、
菌の進行方向が栄養成分の多い方向と一致していれば、螺旋方向の鞭毛回転が長く続き、そうでない場合は、螺旋方向の運動が長くは続かず、すぐにその場でグルグルしてしまうからです。
鞭毛は、魚の尾びれのように、菌が運動する為に非常に有用な構造であり、
この鞭毛の為、菌が自由に歯肉内を活動してしまい、菌による組織破壊、歯周病の進行が起きてしまうのですね。
では、本日の歯科座学でした。