1. 四元歯科(鹿児島市)
  2. 歯科座学
  3. 歯科座学 191 ヒアルロニダーゼ

歯科座学 191 ヒアルロニダーゼ

みなさん、こんにちは。

鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。

前回は鞭毛について学びました。
鞭毛は、螺旋状に回転する事で歯周病菌がより活動しやすくなり、また様々な場所へ移動できるという、歯肉にとっては大変嫌なものです。
鞭毛や線毛、リポ多糖、莢膜などは、細菌の表層付近にあり、様々な作用を起こすのでしたね。
復習で言うと、
鞭毛は細菌の動き、線毛は歯肉への付着、リポ多糖は免疫細胞に対する防御、
莢膜は鎧、の役割をはたしているのでした。

本日はヒアルロニダーゼについてです。
旧歯科座学でもトリプシン様酵素、コラゲナーゼと共に載せておりましたが、
新座学になってからはヒアルロニダーゼが抜けていた為、ここで説明します。

ヒアルロニダーゼという言葉を聞いただけで、何を分解するのかわかりますよね。
コラゲナーゼは、コラーゲンでした。
ヒアルロニダーゼは?
そう、ヒアルロン酸です。
歯肉は、構造上、間質の組織は主にヒアルロン酸で占められています。
ですので、細菌が歯肉の中を進んでいくにあたり、ヒアルロン酸を分解する酵素があると、細菌にとっては良いわけです(我々にしてみれば最悪ですが)。
ヒアルロニダーゼは歯肉のヒアルロン酸を分解し、
歯周ポケットを形成するのに作用しているのですね。

では、本日の歯科座学でした。


エントリーリスト

© 医療法人 寿洋会 四元歯科 All Right Reserved.