歯科座学 179 妊娠中増殖する歯周病菌
みなさん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回はActinobacillus actinomycetemcomitansについて学びました。
Actinobacillus actinomycetemcomitansって、大変長いですよね。
ですので、よくA.a菌と略されます。
A. a菌に略されると、急に簡単で覚えやすくまりますね。
歯周病の代表的な原因菌はA.a菌とPg菌、
虫歯の代表的な原因菌はミュータンス菌
と覚えましょう。
虫歯菌も歯周病菌も、種類はたくさんいますので、あくまで代表の一種ということですので、そこは注意しましょう。
本日は、Prevotella intermediaについて学びます。
Prevotella intermediaは、実は、妊婦さんに特異的に検出されます。
妊娠すると、胎盤のホルモンが血液中に放出され、そのホルモンは歯肉の血管にも到達し、歯肉溝から出てきます。
Prevotella intermediaは、このホルモンによって爆発的に増殖し、歯肉に炎症を引き起こします。
さらに、炎症が起きると出血するので、他の歯周病菌の毒素も血液中に入りやすく、その毒素によって低体重児出産や様々なトラブルを引き起こすと言われています。
ですので、妊娠中の方は、特に歯周病のケアには気をつけましょう。
では、本日の歯科座学でした。