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歯科座学 120 歯磨き粉の有効成分 塩

皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

前回は、トラネキサム酸について学びました。
トラネキサム酸は、血液をサラサラにしてくれるプラスミンという物質の効果を阻害する事で、出血の防止につながるのでした。
歯茎から血が出るのは、歯茎が炎症を起こしているからです。
炎症には5兆候というものがあり、腫脹、発赤、疼痛、機能障害、そして出血です。
炎症はほとんどの場合、歯ブラシによる磨き残しが原因である為、まずは歯ブラシでの磨き方を徹底し、その上で、トラネキサム酸などの効果を期待しましょう。

本日は、収斂作用について学びます。
収斂作用とは、そもそもなんなのか、という所ですが、
収斂作用とは、たんぱく質を変性させることにより、組織や血管を引き締める事です。
つまりは、歯茎を引き締める!とうたっているものは、この収斂作用の効果のことを言っているのです。

この収斂作用でよく使用されるのが、塩化ナトリウムです。塩化ナトリウムには歯茎に対する収斂作用が認められます。
塩化ナトリウムとは、ご存知の通り、食塩ですので、歯磨き粉のパッケージに塩が効く!とあればこの事を言います。

塩がなぜ歯茎を引き締めるのか漠然と使用している場合も多いと思いますが、塩は、歯茎のコラーゲンを変性させ、繊維や血管を引き締める収斂作用があったのですね。

では、本日の歯科座学でした。


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