歯科座学 115 歯磨き粉の化粧品と医薬部外品
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、粘結剤と湿潤剤について学びました。
粘結剤も湿潤剤も、歯磨き粉の形状や状態を保つ為に入っているものでした。
粘結剤の種類は、アルギン酸ナトリウムやカラーギン、カルボキシメチルセルロスナトリウムなど、湿潤剤の種類はソルビトールやグリセリンなどの種類がありましたね。
本日から薬効成分について学んでいきます。
そもそも、歯磨き粉には、大きく2種類あり、それぞれどこの承認を受けたかで化粧品としての歯磨き粉と、医薬部外品としての歯磨き粉があります。
化粧品は研磨剤や粘結剤、湿潤剤などの基本成分のみで構成されているのに対し、医薬部外品は、有効な薬効成分を含む歯磨き粉を言います。医薬部外品の歯磨き粉は、薬用歯磨き粉とも言われます。
よって、歯磨き粉の有効成分を期待したいのであれば、医薬部外品の薬用歯磨き粉を使用する必要があります。
例えば、歯を白くする、という作用は研磨剤が入っていれば良いので、研磨剤さえ入っていれば歯を白くする、と宣伝できます。
また、虫歯を予防する、口臭を防ぐ、なども特別な有効成分が入っていなくても、基本的な成分が配合されていれば目的達成できるので、どの歯磨き粉でもこのような宣伝はできます。
一方、歯ぐきを引き締めるとか、出血を予防する、歯垢分解するなどは、特別な薬効成分でなければ達成できません。
この薬効成分は、国が認めたものであり、認証されているものです。
ですので、歯磨き粉を選ぶ際は、薬効成分に注目して選択しましょう。
とはいえ、販売されている歯磨き粉の80パーセント以上は薬効成分を含む医薬部外品ですので自分にあった効能のものを選ぶといいでしょう。
では、本日の歯科座学でした。