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歯科座学 65 カルシペックス

皆さん、こんにちは。

鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

前回は根管治療について詳しく学んでいきました。

根管治療では根管内の細菌を化学的及び機械的に除去していきます。

そして、様々な効用のある貼薬剤を根管内に入れてその日の治療を終了します。

本日より、根管治療で用いられる、この貼薬剤について学んでいきます。

まずは最も代表的な貼薬剤 カルシペックスについてです。。

カルシペックスは、水酸化カルシウム製剤の事で、理科でも習ったのではないかと思いますが、水酸化カルシウムは強アルカリ性の性質を持っています。

この強アルカリ性が細菌を死滅させ、増殖を抑えます。
また、カルシペックスはペースト状になっている為、根管内に隙間なく行き渡らせられ、細菌が増殖する死腔を減らす事もできます。

また、カルシペックスの水酸化カルシウムは組織を刺激し硬組織形成を促する作用もあり、以前は虫歯の治療中、歯髄に近くなった際や、小さな穴が開いた場合(点状露髄)にカルシペックスで神経を保護し、埋めてしまうという治療も行われていました。

カルシペックスは、水酸化カルシウム 24パーセント以外に、硝酸バリウムが添加されており、多少の造影性(レントゲンに映る)が付与されています。
バリウムにアレルギーがあったりすると使用できない為、バリウムアレルギーの方は治療前に伝えておきましょう。

この様にして、カルシペックスは根管治療において多くの歯科医師が用いる貼薬剤です。
根管内を無菌化にし、再発のない良好な根管治療となるようにし、治療した歯が長期にわたって残る様にしていきましょう。

ですは、本日の歯科座学でした。


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