歯科座学 64 根管治療
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は歯髄に達する虫歯 C3 について学びました。
その際に、簡単に治療法について学びましたが、C3は神経の治療になりますので、神経のある部屋、歯髄腔及び根管の治療になります。
このC3の治療で大変になってくるのが、根管治療です。
神経は歯冠部と根尖部にありますが、歯冠部の歯髄は、治療の初回で確実に取りきることができます。
しかし、根尖部の歯髄は、根管が細かったり、複雑になっていたり、側枝と呼ばれる細い神経が根尖に残ったりと簡単には取れない場合もあります。
C3の治療は主に、この根管の治療が重要になってきます。
治療を成功させる為に必要な事は、
根管内を無菌化にする事、
根尖の炎症を抑える事、
緊密に根管内を充填する事
などが挙げられます。
根管の形によっては、何回も歯医者に通わなければならず、C3の治療は回数が急に多くなります。
C2までに虫歯の治療をしておけば、ものの数回で治療が終わるにもかかわらず、神経の治療になってしまうと治療が極端に大変になってしまいます。
また、神経の治療をすると、歯の神経が無くなってしまう為、歯がミイラの様な状態となり、神経のある歯と比較し割れたり、折れたりし易くなってしまいます。
それゆえ、根管の治療が終わったら、神経のあった部屋に支柱を立てて、歯が欠けたり割れたりしない様に、歯の全周を覆うタイプの被せ物をしなければなりません。
C2とC3は虫歯の進行で言えば数ミリの違いであるにも関わらず、C2とC3では治療、その歯の予後が全く変わってきます。
早期発見、早期治療がいかに大切か、
という事がよくわかりますね。
では、本日の歯科座学でした。