歯科座学 46 歯根膜とは
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は、セメント質について学びました。
セメント質の構造は学んだとして、そもそもセメント質がどの様な機能を果たしているのかご存知でしょうか。
それは、本日学ぶ、歯根膜と関係してきます。
歯根膜は歯を支える歯槽骨とセメント質の間に存在する繊維です。
組織学的に詳しく述べると、歯根膜とはタイプⅠコラーゲンが主成分で、タイプIIIコラーゲン、オキシタラン繊維を少量含む歯根膜繊維で、様々な細胞成分を含みます。
細胞成分は、歯を作る骨芽細胞や、歯を壊す破骨細胞、コラーゲンをつくる繊維芽細胞、セメント質を作るセメント芽細胞など多種にわたります。
この歯根膜が、歯を支える歯槽骨側と歯根側で橋を作っており、歯根膜繊維がくっついているのが歯槽骨とセメント質なのです。
つまり、セメント質は歯根膜が歯根と結合するのに重要な役目を果たしています。
また、セメント細胞やセメント芽細胞は歯根膜から栄養を得ており、セメント質と歯根膜は緊密に連携しているのです。
歯根膜は、歯と歯槽骨とのクッション作用も兼ね備えており、歯に加わる圧や触覚を感知する神経も存在します。
歯根膜は奥が深く、様々な機能を果たしていると言われています。
歯と歯槽骨をつなぐ重要な組織ですので是非覚えておきましょう。
では、本日の歯科座学でした。