歯科座学 44 上行性歯髄炎
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は歯髄壊死について学びましたね。
歯髄壊死で大切なのは、歯髄が細菌感染していない状態で神経が死んでしまうという事でした。
歯髄炎は、細菌に感染しているかどうかの有無、どんな細菌に感染しているのかの違い、神経がどの様な状態でいるのかによってわけられています。
細菌感染が無いのが、単純性歯髄炎や歯髄壊死、
細菌に感染しているのが、化膿性歯髄炎で、細菌のうち腐敗菌に感染しているものが壊疽性歯髄炎でした。
また、肉芽が虫歯の穴から増殖しているのが増殖性歯髄炎、虫歯にの穴から出ている神経が潰瘍形成をしているものは潰瘍性歯髄炎と呼ばれるのでした。
本日は、上行性歯髄炎についてです。
今までの歯髄炎のお話は、主に虫歯になったり刺激でなったりと歯冠側からの原因が主でした。これらは、歯の上から下の根元に歯髄炎が進んでいます。
一方、上行性歯髄炎とは、下の方(根尖側)から上の方(歯冠側)に炎症が進むものを言います。
どの様な原因で起きるかと言うと、歯周病が進んで、歯周ポケットが根尖孔に繋がり菌が歯髄に感染する場合、隣の歯の根元に病巣があり、病巣が大きくなりすぎて健康な歯の根尖孔から細菌感染が起きた場合などが考えられます。
基本的には化膿性歯髄炎と状況は同じですが、細菌感染の仕方が異なるため、わざわざ上行性歯髄炎という名がつけられたのですね。
でゃ、本日の歯科座学でした。