歯科座学 43 歯髄壊死
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は、潰瘍性歯髄炎について学びました。
潰瘍は、組織の粘膜下まで傷が達しているものでしたね。
潰瘍の表面は著しく炎症を起こしており、表面を触ると著しい痛みを伴います。
潰瘍性歯髄炎は神経を取る治療が必要でしたね。
さて、今回は歯髄壊死について学びます。
壊死は、単に細胞が死んでしまう事で、歯髄壊死は歯髄が細菌の感染なしに死んでしまう事を言います。
虫歯で歯髄炎になる場合、歯髄に細菌感染が起こることが多い為、歯髄壊死になる事はほぼありません。
歯髄に細菌感染せず神経が死んでしまう状況は、
歯をぶつけた、打ったなどの外傷と呼ばれる場合、
歯を削った際の熱刺激や機械的刺激、治療による化学的刺激、
また、単純性歯髄炎の様な非感染性の歯髄炎から歯髄壊死に陥ったもの
などが考えられます。
歯髄壊死はどの様な症状があるかと言うと、原則として歯髄壊死だけでは症状はありません。
打診、自発痛、各種刺激に対する痛みはありません。
症状が無いので治療しないことが多いですが、歯の根っこに病巣が出来てしまった場合は治療が必要になる事もあります。
基本的には、神経が死んでしまうと、その神経は体にとって異物となってしまい、反応が起こる場合もある為、注意が必要です。
歯髄壊死について概ね理解できたでしょうか。
では、本日の歯科座学でした。