歯科座学 42 潰瘍性歯髄炎
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は増殖性歯髄炎について学びました。
何が増殖するかと言うと、虫歯で出来た歯の穴から歯髄が増殖してくる歯髄炎でした。
この増殖した歯肉は別名歯髄肉息とも言われるのでしたね。
本日は、潰瘍性歯髄炎について学びます。
潰瘍性歯髄炎を学ぶにあたって、まずは潰瘍とは何かを説明します。
一般的に肉芽のような組織(今回は虫歯に感染した歯髄)は、表層から上皮、粘膜、粘膜筋板、粘膜下層、筋層と多くの層に分かれています。
潰瘍とは、その層に傷ができてしまう事を言い、その傷の深さが粘膜より深くなってしまうと「潰瘍」となります。
ちなみに上皮にできた傷は「びらん」といい区別されます。
前回学んだ増殖性歯髄炎はその表面が上皮ですが、潰瘍性歯髄炎は表層が粘膜より深くなるという違いがあります。
当然、潰瘍性歯髄炎は潰瘍部を触ると痛みを伴います。潰瘍部表面は激しく炎症を起こしており、食べ物が入り込むと激痛が走る場合もあります。
しかし、増殖性歯髄炎と同様に、歯髄は口腔内に開放しているので、ズキズキした痛みや叩いた際の痛みなどは、内圧が解放されている為ほぼ無いです。
潰瘍性歯髄炎の治療方法は、麻抜と呼ばれる神経を取る治療になります。
潰瘍性歯髄炎も、まずは虫歯にならないようにする事、もし虫歯になってしまったら早めに歯科医院を受診する事が大切です。
では、本日の歯科座学でした。