歯科座学 41 増殖性歯髄炎
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は、壊疽性歯髄炎について学びました。
壊疽性歯髄炎は歯髄が一部腐敗してしまい、壊疽してしまっている状態を言います。
虫歯を放置しておくと、虫歯が神経に達して、可能性歯髄炎になります。その後は、どの様な菌が繁殖するのか、歯髄の活性度などによって、変化する歯髄炎の種類が変わってきます。
腐敗菌が感染すると、前回学んだ壊疽性歯髄炎になります。
そして、今回学ぶ増殖性歯髄炎は、歯髄の活動によって起こる歯髄炎です。
というのも、増殖性歯髄炎とは、歯髄の生活力が旺盛な場合に起きる歯髄炎で、生活力が低ければ増殖性歯髄炎にはなりにくいといった性質があるのです。
虫歯が進み、神経に達して大きな虫歯の穴が歯にできると、そこから歯髄が肉芽となって増殖する。これが増殖性歯髄炎といい、別名開放性歯髄炎とも言います。
このポリープ状に増殖した歯髄は肉息という名前が付けられており、歯髄が増殖したものを歯髄肉息と言います。
肉息は歯肉が増殖した歯肉肉息もあり、でき方によって区別されます。
増殖性歯髄炎は、虫歯でできた歯の穴から歯髄肉息が外へ張り出し、食事をすると当たって痛いといった症状も出やすい傾向にあります。しかしながら、自発痛が少ないなどの特徴もあります。
増殖性歯髄炎は、歯髄が活発な若年者で起きやすい歯髄炎です。
虫歯は放置せず、早めの処置を心掛けましょう。