歯科座学 34 知覚過敏用の歯磨剤
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は、知覚過敏の処置法について学びました。
今日は、知覚過敏用の歯磨剤のお話です。
そもそも、知覚過敏の原因は、動水力学説にもとずく、象牙細管内の組織液流量増加に伴う、圧の亢進でした。
つまりは、象牙細管内液の流量増加の抑制と、神経の興奮を抑制することで痛みを和らげることができます。
知覚過敏用の歯磨剤には、例えば硝酸カリウムや乳酸アルミニウム等の成分が配合されています。
硝酸カリウムはカリウムイオンとなり、そのカリウムイオンが象牙細管内に拡散し、局所の細胞外イオン濃度を上昇させる事で、組織液の圧を和らげる作用があります。
また、乳酸アルミニウムは、象牙細管の開口部に作用し、象牙細管を塞ぐ働きがあります。塞ぐ事で刺激が象牙細管内に伝わらなくするのです。
歯磨剤に含まれる薬効成分でも、硝酸カリウムの様に、歯髄の神経の興奮抑制に作用するものと、乳酸アルミニウムの様に象牙細管封鎖に作用するものがあるのです。
最近歯がしみるな、という患者様はまず知覚過敏用の歯磨剤を使ってみては如何でしょうか。
どんな歯磨剤を使えばいいか気になる方は、歯医者さんに相談するのも良いですね。
では、本日の歯科座学でした。