歯科座学 31 知覚過敏の原因
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回は知覚過敏が起こる理論である動水力学説について学びました。
刺激が象牙質に伝わった際、象牙細管内の組織液の圧が高まりその圧が痛みの刺激として歯髄に伝わってしまう。
これが動水力学説でした。
では、そもそもなぜ刺激が象牙細管に伝わってしまうのでしょうか。
本来であれば、歯の表面はエナメル質に覆われ、象牙質がむき出しになっているわけではありません。
しかし、以下の原因で象牙質及び象牙細管がむき出しになってしまい、知覚過敏が起きるようになってしまいます。
原因1
歯が擦れたり、溶けたりして象牙細管がむき出しになる場合
虫歯菌が歯を溶かしてしまったり、ブラッシング圧が強すぎて歯が擦れてしまうと象牙質がむき出しになります。
原因2
歯ぎしりや噛み締め、噛み合わせによって、歯茎よりのエナメル質が欠けてしまう場合。
よく自分は歯ぎしりや噛み締めはしていないと言いますが、ほとんどの人は歯ぎしりや噛み締めを行っていると考えてよいです。
噛み合いや歯ぎしりは応力が歯茎よりのエナメル質にかかり易くチッピングしてしまい、結果象牙質が露出します。
原因3
治療した詰め物の境目からしみる。
コンポジットレジンや銀歯などは経時的に劣化してきます。そして、歯との境目から亀裂が走り結果象牙質に刺激がいきます。
その他にも様々な理由がありますが、概ね上記の理由でおきます。
知覚過敏の原因を知ることで、その対処法がわかるのです。
次回は知覚過敏の予防法について学びます。
では、本日の歯科座学でした。