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歯科座学 30 知覚過敏 動水力学説

皆さん、こんにちは。

鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。

今週も象牙質について学んでいますが、歯というものは、大変奥が深く複雑なのですね。

今回は、象牙質が関係する知覚過敏のお話です。

知覚過敏は、冷たいものやあったかいもの等の温度刺激によって歯がピリッとしみたり、

歯ブラシなどで歯を擦る等の摩擦刺激で、歯がピリピリと感じる様な症状をいいます。

よくかき氷を食べると歯がツーンとしみる!などと聞きますが、あれが知覚過敏です。

今日は知覚過敏のピリッとする原因について説明します。

一体なぜ冷たいもので歯がピリッと感じるのか。

正確には証明された機序は今の所ありません。

しかし、有力な説として動水力学説というものがあります。

動水力学説とは、象牙細管が開口した歯の表面に刺激が加えられると、

象牙細管内で組織液の流れが変化し、歯髄にある Aベータ線維やAデルタ線維の痛覚受容体への圧変化が生じます。

これにより組織液の流れの変化が鋭い痛みとして知覚されれ、ピリッと感じる
という説です。

簡単に言うと、刺激が象牙質の象牙細管内の組織液を刺激して圧がかかり、神経がその圧をピリッとする痛みとして脳に伝達する

という事です。

概ねこの説が1番有力なのではないかと言われています。

知覚過敏はこの様にして起きるのですね。

象牙質の構造で学んだ象牙細管がここでも登場しましたが、象牙質一つとっても知覚過敏と関係していたり幅広く学べるのです。

では、本日の歯科座学でした。


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