歯科座学21 エナメル突起
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科です。
前回はエナメル滴について学びましたね。
エナメル滴は、簡単に言うと
歯根にエナメル質のボールができるもので、歯にとっては異常な状態です。
本日はエナメル滴と似ていますが、少し異なる
エナメル突起についてです。
エナメル突起は、主に歯根が複数ある歯の根っこと根っこの境目深くまで、エナメル質が伸びているものを指します。
エナメル質は、エナメルジャンクションを境に歯根に変わりますが、
根分岐部に沿ってその部位だけ長くエナメル質が伸びているのです。
そもそも、エナメル突起もエナメル滴も、なぜ良くないのかと言うと、
歯肉はエナメル質とは結合が弱く、ほとんどくっついていません。
エナメル質が歯根の深くまで伸びていると、その部分だけ、歯肉との接着が弱くなってしまい、
歯周ポケットを形成してしまいます。
エナメル滴やエナメル突起が深ければ深いほど、
歯周ポケットも深くなってしまうのです。
歯周ポケットが深くなるという事は、
清掃性が悪くなり、その部分の歯周組織の破壊が進んでしまうという事です。
エナメル滴やエナメル突起は歯周病と深い関係があるのですね。
では、本日の歯科座学でした。