歯周病の基本 35
<p>皆さん、こんにちは。</p>
<p>鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。</p>
<p>本日は歯周病の基本 35 歯肉退縮についてです。</p>
<p>前回は歯肉擦過傷について学びました。</p>
<p>歯茎をこすり過ぎる様なブラッシングになると容易に歯茎は傷付いてしまいます。</p>
<p>そのまま化膿したり歯茎が痩せたり良いことはありません。</p>
<p>本日は歯肉退縮についてです。</p>
<p>では、これまでの復習です。</p>
<p>歯周病菌の代表格は、</p>
<p>Porphyromonas gingivalis</p>
<p>Aggregatibacter actinomycetemcomitans</p>
<p>歯周病を破壊のレベルで分類すると</p>
<p>歯肉は腫れているものの、歯槽骨の吸収が無いのが歯肉炎、</p>
<p>歯周ポケットが3〜5ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1以下が軽度、</p>
<p>歯周ポケットが4〜7ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1〜2分の1が中度</p>
<p>歯周ポケットが6ミリ以上で、歯槽骨の吸収が2分の1以上が重度</p>
<p>となります。</p>
<p>歯周病と関連のある全身疾患は</p>
<p>糖尿病、骨粗鬆症、心臓血管疾患、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産</p>
<p>歯周病と関係のある薬は</p>
<p>ニフェジピン、フェニトイン、シクロスポリン</p>
<p>歯周病と関係のある歯牙の形態異常は</p>
<p>エナメル滴、エナメル突起、根面溝、短根歯</p>
<p>でしたね。</p>
<p>では、本題の歯肉退縮についてです。</p>
<p>歯肉退縮は字のごとく、</p>
<p>歯肉が下がって痩せていくことです。</p>
<p>原因は何かというと、</p>
<p>歯周病、不適切なブラッシング、噛み合わせの異常、加齢などです。</p>
<p>歯周病は、周囲歯周組織を破壊する為、知らず知らずのうちに大きく歯茎のレベルが下がります。</p>
<p>歯茎が腫れていると歯茎は盛り上がって退縮していない様に感じますが、</p>
<p>歯周病になり、その歯周病を治療すると、腫れが引いて歯茎が下がった様に感じます。</p>
<p>これは歯周病で歯槽骨が溶け、それに合わせて歯肉のラインが決まるからです。</p>
<p>また、ブラッシング圧が強い場合も</p>
<p>歯肉にダメージが蓄積され、歯茎は下がってしまいます。</p>
<p>噛み合わせが悪かったり、歯ぎしりをするなど、</p>
<p>特定の歯に強い力が加わる事も歯茎にとってダメージとなり、歯肉が下がります。</p>
<p>この場合、歯肉だけではなく、歯槽骨も吸収されますので注意が必要です。</p>
<p>また、一般的には加齢と共に歯茎は下がってきます。</p>
<p>ただし、ケアをきちんとされている方で何歳になっても綺麗な歯茎の患者様もいらっしゃいます。</p>
<p>歯肉退縮してしまうと知覚過敏になったり、根面う蝕になったり歯にとってよくありません。</p>
<p>まずは歯医者さんで確認してもらいましょう。</p>
<p>では、本日の講座 歯周病の基本 歯肉退縮 についてでした。</p>
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