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歯周病の基本 36

<p>皆さん、こんにちは。</p>
<p>鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。</p>
<p>本日は、歯周病の基本36 歯周病と内毒素についてです。</p>


<p>前回は、歯肉退縮について学びました。</p>
<p>強いブラッシングや不適切な噛み合わせ、加齢や歯周病が歯肉退縮の原因でしたね。</p>
<p>実は多くの方が知らず知らずの間に歯肉退縮しています。</p>
<p>しみる様になった、歯の根元が黒っぽい</p>
<p>この様な場合は遅い場合があります。</p>
<p>何が原因で歯茎が下がっているのかを正しく突き止め</p>
<p>それに合った治療をしていくことが大切です。</p>
<p>まずは復習から。</p>
<p>原因菌は</p>
<p>Porphyromonas gingivalis</p>
<p>Aggregatibacter actinomycetemcomitans</p>
<p>でしたね。</p>
<p>そして、歯周病の分類ですが、</p>
<p>歯肉は腫れているものの、歯槽骨の吸収が無いのが歯肉炎、</p>
<p>歯周ポケットが3〜5ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1以下が軽度、</p>
<p>歯周ポケットが4〜7ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1〜2分の1が中度</p>
<p>歯周ポケットが6ミリ以上で、歯槽骨の吸収が2分の1以上が重度でしたね。</p>
<p>では、本日の講座 内毒素についてです。</p>
<p>内毒素は実は全身疾患の講座で出てきています。</p>
<p>歯周病が糖尿病と関係あるのもこの内毒素が原因でした。</p>
<p>内毒素はグラム陰性菌の外膜に存在するリポ多糖で、</p>
<p>この内毒素がマクロファージを活性化させてしまいます。</p>
<p>マクロファージとは白血球の一種で、細菌や体にとって悪い物質を食べてくれるものです。</p>
<p>内毒素もマクロファージの受容体に反応しますので、</p>
<p>マクロファージが活性化しどんどん集まってきます。</p>
<p>マクロファージは活性化されるとサイトカインという物質を多く出しますので</p>
<p>炎症性細胞が集まり、炎症が起きるのです。</p>
<p>この炎症が、歯肉の腫れ、出血、発赤、疼痛、機能障害</p>
<p>の原因です。</p>
<p>歯周病になると、なぜ歯肉が炎症を起こすのかはこの様なメカニズムがあったのですね。</p>
<p>そして、内毒素に反応し出されたサイトカインが全身を巡り、多くの全身疾患を誘発してしまうのです。</p>
<p>歯周病の機序を知り理解することで深く歯周病について考えることができます。</p>
<p>では、本日の講座歯周病の基本 内毒素 についてでした。</p>


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