歯周病の基本 31
<p>皆さん、こんにちは。</p>
<p>鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。</p>
<p>本日は歯周病の基本 31 薬と歯肉炎 シクロスポリンについてです。</p>
<p>前回はてんかんの治療薬 フェニトインについて学びましたね。</p>
<p>薬によっては歯茎が腫れたりするなどの副作用が出るので注意が必要ですね。</p>
<p>特に代表的な歯肉増殖を引き起こす薬は3つです。</p>
<p>今はニフェジピン、フェニトインが出たきました。今日は3つ目のシクロスポリンについてです。</p>
<p>その前に復習をしましょう。</p>
<p>歯周病の原因菌の代表的なものは</p>
<p>Porphyromonas gingivalis</p>
<p>Aggregatibacter actinomycetemcomitans</p>
<p>横文字で覚えにくいですが、毎回復習に出てきてるので</p>
<p>そろそろ大丈夫ですか?</p>
<p>そして、歯周病の分類ですが、</p>
<p>歯肉は腫れているものの、歯槽骨の吸収が無いのが歯肉炎、</p>
<p>歯周ポケットが3〜5ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1以下が軽度、</p>
<p>歯周ポケットが4〜7ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1〜2分の1が中度、</p>
<p>歯周ポケットが6ミリ以上で、歯槽骨の吸収が2分の1以上が重度</p>
<p>でしたね。</p>
<p>全身疾患と歯周病との兼ね合いも重要で、</p>
<p>糖尿病、心臓血管疾患、骨粗鬆症、肺炎、早産・低体重児出産</p>
<p>は、歯周病と大きな関係がありました。</p>
<p>歯の形態異常として、</p>
<p>エナメル突起、エナメル滴、根面溝、短根歯</p>
<p>がありましたね。どの様な異常か覚えていますか?</p>
<p>たまには以前の座学を見直してみるのも良いかもしれませんね。</p>
<p>では、本日の講座 シクロスポリンについてです。</p>
<p>シクロスポリンは何の治療薬かご存知ですか?</p>
<p>シクロスポリンは免疫抑制剤のひとつです。</p>
<p>免疫に重要なリンパ球の働きを抑制します。</p>
<p>例えば、臓器の移植お行うと拒絶反応が出ますが、それを抑える場合や、</p>
<p>関節リウマチ、ネフローゼ症候群などの自己免疫疾患の治療にも使用されます。</p>
<p>そして、ニフェジピン、フェニトインと同様に、</p>
<p>シクロスポリンにも歯肉を増殖させる副作用があるのです。</p>
<p>シクロスポリンを内服し、歯肉が増殖すると相対的に歯周ポケットが深くなってしまい、</p>
<p>歯周組織が破壊されていきます。</p>
<p>まずは丁寧なブラッシングと歯科医院での定期検診を受けましょう。</p>
<p>では、本日の講座 薬 シクロスポリンと 歯周炎 についてでした。</p>