歯周病の基本 29
<p>皆さん、こんにちは。</p>
<p>鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。</p>
<p>本日は歯周病の基本29 薬による歯肉炎 ニフェジピン についてです。</p>
<p>前回は短根歯について学びましたね。</p>
<p>短根歯は根っこが短い為、</p>
<p>歯周病になると、すぐに歯がグラグラになってしまうのでしたね。</p>
<p>では、本日の講座 薬剤性歯肉炎 ニフェジピンについてです。</p>
<p>では、前回の復習をしましょう。</p>
<p>代表的な歯周病菌といえば、</p>
<p>Porphyromonas gingivalis</p>
<p>Aggregatibacter actinomycetemcomitans</p>
<p>です。</p>
<p>歯周病の分類については</p>
<p>歯肉は腫れているものの、歯槽骨の吸収が無いのが歯肉炎、</p>
<p>歯周ポケットが3〜5ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1以下が軽度、</p>
<p>歯周ポケットが4〜7ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1〜2分の1が中度</p>
<p>歯周ポケットが6ミリ以上で、歯槽骨の吸収が2分の1以上が重度でしたね。</p>
<p>縁下歯石と縁上歯石の違いも学びました。</p>
<p>縁下歯石は歯茎の下に出来る歯石で、歯肉滲出液や血液成分も含む為、</p>
<p>歯に硬く強固に付着しています。また、色も黒褐色です。</p>
<p>一方、縁上歯石は唾液のカルシウムが主で、灰白色を呈しています。</p>
<p>歯周病と関係の深い歯の形態異常は</p>
<p>根面溝、エナメル滴、エナメル突起でした。</p>
<p>これらは歯周ポケットを深くさせやすい形態異常でしたね。</p>
<p>では、本日の講座、ニフェジピンによる増殖性歯肉炎についてです。</p>
<p>ニフェジピンとは、血圧を下げるお薬で、</p>
<p>血圧の高い方や狭心症の方に処方されています。</p>
<p>製品名としてはアダラートという名前でカルシウム拮抗薬のひとつです。</p>
<p>実はニフェジピンには歯肉を増殖させるという副作用があるのです。</p>
<p>プラークや歯石など口腔清掃状態は良好なのに歯肉の盛り上がりを認めたり、</p>
<p>問診を十分に行っていないとなぜ歯肉が増殖しているのか気づかない場合もあります。</p>
<p>全身疾患の問診で、高血圧や狭心症というチェックがされていたら、</p>
<p>どの様な薬を飲んでいるかも必ず確認しましょう。</p>
<p>では、本日の講座 歯周病と薬剤性歯肉炎 ニフェジピンについてでした。</p>
<p> </p>