1. 四元歯科(鹿児島市)
  2. 歯科座学
  3. 歯周病の基本 28

歯周病の基本 28

<p>皆さん、こんにちは。</p>
<p>鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。</p>
<p>本日は歯周病の基本28 歯周病と歯の形態異常 短根歯についてです。</p>


<p>前回は、根面溝について学びましたね。</p>
<p>根面溝は歯の根っこにできる溝、くぼみでどうしても汚れが溜まりやすく、</p>
<p>その部分から歯周ポケットが深くなってしまいます。</p>
<p>歯周病の治療であるスケーリング・ルートプレーニングでも</p>
<p>根面溝の歯石除去には高い技術が必要です。</p>
<p>では、本題の前に復習をしましょう。</p>
<p>歯周病菌の代表例は、</p>
<p>Porphyromonas gingivalis</p>
<p>Aggregatibacter actinomycetemcomitans</p>
<p>歯周病の分類は</p>
<p>歯肉は腫れているものの、歯槽骨の吸収が無いのが歯肉炎、</p>
<p>歯周ポケットが3〜5ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1以下が軽度、</p>
<p>歯周ポケットが4〜7ミリで、歯槽骨の吸収が歯根の3分の1〜2分の1が中度</p>
<p>歯周ポケットが6ミリ以上で、歯槽骨の吸収が2分の1以上が重度</p>
<p>歯周病と関係の深い全身疾患は</p>
<p>2型糖尿病、動脈硬化、心内膜炎、老人性肺炎、骨粗鬆症、早産・低体重児出産</p>
<p>歯周病菌の出す代謝酵素は</p>
<p>コラゲナーゼ、トリプシン様プロテアーゼ、ヒアルロニダーゼなど</p>
<p>歯周病と関係の深い歯の形態異常は</p>
<p>根面溝、エナメル滴、エナメル突起など</p>
<p>でした。</p>
<p>では、本題の短根歯についてです。</p>
<p>短根歯は字を見ての通り、</p>
<p>根っこの短い歯の事です。</p>
<p>一般的な永久歯の根っこと比較して短い根っこという事です。</p>
<p>実は、永久歯がもともと欠損しており、</p>
<p>成人しても子供の乳歯が残っている方も、</p>
<p>その乳歯は他の永久歯と比較して根っこは短いです。</p>
<p>では、根っこが短いのと歯周病と何が関係するのでしょうか。</p>
<p>今までの形態異常と異なり、根っこが短い事が歯周病になりやすいという事ではありません。</p>
<p>そもそも歯周病とは、</p>
<p>歯の周りの歯周組織、特に歯を支えている歯槽骨が溶かされる事で、</p>
<p>歯を支える土台がなくなり、歯がグラグラして抜けてしまうものです。</p>
<p>根っこが短いと、歯槽骨に埋まっている長さが短い為、</p>
<p>歯周病で歯槽骨が溶かされると、すぐにグラグラしてしまい、</p>
<p>抜けてしまいます。</p>
<p>成人しても残っている乳歯も同じで、</p>
<p>歯槽骨に埋まっている根っこが短い為、</p>
<p>歯周病や年齢とともに歯槽骨が溶けてくると、すぐに埋まっている骨がなくなり</p>
<p>抜けてしまうのです。</p>
<p>短根歯を持っている方は、歯周病になったらすぐに歯を失ってしまうという事です。</p>
<p>歯周病には十分注意し、日々のセルフケア、歯科医院での定期検診を必ず行いましょう。</p>
<p>では、本日の講座 歯周病と短根歯についてでした。</p>


エントリーリスト

© 医療法人 寿洋会 四元歯科 All Right Reserved.