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慌てないで!歯の詰め物・かぶせ物が取れたときの適切な応急処置について


食事をしていて急に詰め物がとれてしまって慌ててしまうことありませんか?
そんなときは、どうしたらいいのかを知っておくだけで、慌てずに対処することができます。

詰め物が取れてしまう原因はいくつかあります。どんな場面でとれるのか予想もつかないと思いますが、

取れてしまった詰め物はどうしたらいいのか?
そのままにしていてもいいのか?
食事や食べ物で外れやすいものってあるの?

いろんな疑問があると思います。

受診するまでにすべきことも理解し、そのままにせず歯医者に受診しましょう!

詰め物は捨てずに保管。そのまま装着できる可能性も

詰め物、被せ物が取れてしまう原因とは?

詰め物・かぶせ物が外れてしまう原因の1つとしては、つける際に接着剤を使用します。
長い年月でその<strong>セメントの劣化と金属などの素材の劣化</strong>が原因で外れてしまうケースがあります。

もう一つの原因は、むし歯などによる細菌が入り込んでしまい、二次カリエスになってしまうケースです。
むし歯になると、詰め物や・かぶせ物は外れやすくなります。

被せ物・差し歯・・詰め物は長年使用していると段差ができてくることがあります。
そこに食事をした時のカスがはいりこんでしまい、それを餌にする<strong>歯周病菌が活発になり歯周病</strong>を引き起こすことがあります。

詰め物の作り直しや治療が必要なケース

取れてしまった詰めものですが、全て作り変えないといけないわけではありません。
どんなケースが作り替えなくてはいけないのでしょうか?

1つは、詰め物をしていたところの歯がむし歯になってしまっている場合、むし歯の部分を削ってしまうので元々の詰め物と形が違ってしまうので作り替えが必要です。

2つめは、詰め物が変形していたり、何度か同じ所の詰め物が 脱離したりしてしまっている場合です。
詰め物が変形してしまうのは、取れた時に噛んでしまったりする事が原因です。
その詰め物をお口の中には戻すと変形している為、段差ができ元に戻らないことがあるので作りかえることが必要です。

何度か詰物が取れている場合は、下がむし歯になっている訳ではないのですが、取れるのには何かしら原因が有ります。詰め物が取れやすい形態になっているのであれば作り替え細菌が入りにくい状況をつくることが大切です。

詰め物が取れた歯は感染リスクが高まります

歯医者さんへ行くまでの間、気をつけたいこと

取れてしまった部分の歯は象牙質といい柔らかい歯質がでている状態です。本来なら、露出している所ではないので、このままにしておくとむし歯になりやすい状態です。
穴が空いて物が詰まりやすい状態の為、歯茎が炎症しやすい状態です。感染もしやすい状態なのでいつも以上に
感染しないように歯みがきをする必要があります。

もしも、詰め物が取れてしまった場合は、以下の事に気をつけて下さい。

取れてしまった歯で強くて噛まないようにして下さい!

詰め物が取れてしまった歯は、削っているため脆くなっているところがあります。そこで、硬いものを噛んでしまったりすると、歯にヒビが入ってしまったり、割れてしまったりする事があります。
歯の損傷が大きいと神経を取る処置が必要になったり、最悪の場合、歯を抜かないといけない可能性があるあります。

詰め物を変形させないようにして下さい!

取れてしまった、詰め物をお口の中に戻すなど、接着剤で着ける行為はやめてくささい。
お口の中に戻してしまうと、誤って飲み込んでしまう事もありますので取れてしまった詰め物を無くさないように保管して下さい。
ご自身で、接着剤でつけてしまったり詰め物が変形してしまったりすると、歯医者でつけ直すことができなくなります。

しみる食べ物・飲み物を飲まない様にして下さい!

詰め物が取れてしまった歯では、熱いもの・冷たいものは避けて下さい。
取れてしまった部分は、神経に近い面がむき出しになっている為、しみたり痛みを感じたりしやすくなっています。
なるべく、刺激になることは避けるようにして下さい。

歯を守るためにも放置せず、早めの受診を

詰め物が取れてしまう原因はいろいろあります。
金属や接着剤の劣化。自分では防ぎようのないアクシデントで取れてしまう事もあれば
段差があって、細菌感染を起こし二次カリエスになってしまい取れてしまう場合があります。

しかし、詰め物が取れてしまっても焦る必要はありません!
取れてしまった詰め物を無くさないように大切に保管して下さい。

実は、むし歯ではない状態だったり、お口の中に戻して問題がなかったりする場合は、その場で付け直し1回で終わることができます。

しかし、脱離してから時間が経ってしまうと、むし歯のリスクがどんどん高まります。
受診するまでは、なるべく取れたしまった歯で、硬いものを噛まないようにする事。
歯周病やむし歯にならないように歯磨きをしっかりとする事。
冷たい物や温かい物などの刺激をなるべく与えないようにする事。

上記の事に十分注意して、取れてしまった詰め物を持って歯医者へ早めに受診する様にしましょう!
早めに受診して治療する事でご自身の歯を守ることにつながります。

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