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歯科座学 188 歯周病菌と線毛

みなさん、こんにちは。

鹿児島市 加治屋町 四元歯科の渡辺です。

前回はロイコトキシンについて学びましたね。
ロイコトキシンはActinobacillus actinomycetemcomitansが主に産生する外毒素でした。
ロイコトキシンは歯周病菌の出す毒素ですので、その毒素が直接細胞を攻撃します。
さらに、厄介なことにロイコトキシンは体の免疫防御システムを回避する作用があり、免疫防御が働かないという特徴があります。

本日は線毛について学びます。
線毛は歯周病菌の表面にある可動性の毛のようなものです。
数本で比較的短いのもを線毛と呼び、長いものは鞭毛と呼ばれます。

線毛は、多くが協調して振り子のような動きをする事で歯肉にくっつくのに役立っています。
歯周病菌がまず歯面や歯肉に付着するのに役立っており、その意味で体にとっては為害性のある物質と言えます。

また、線毛は菌が動いたりするのにも影響を与え、線毛があるものはあちらこちらに移動することができる為、歯周病の進行も速くなってしまいます。

線毛は、主にグラム陰性菌が持ち、歯周病菌の多くもグラム陰性菌です。
歯周病菌は何とも厄介ですね。

では、本日の歯科座学でした。


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