歯科座学 68 クレオドン
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は、ホルマリンクレゾール FCについて学びました。
ホルマリンクレゾールは、液体のホルマリン及びクレゾールが根管内で揮発してガスとなり細菌や根尖に効くのでしたね。
一方で、カルシペックス、ビタペックスに代表されるカルシウム製剤は、強アルカリ作用によって細菌や根尖に効かせるのでした。
そして、本日学ぶクレオドンはグアヤコールを主成分とし、特に炎症の局所鎮痛で用いられる場合が多いです。
神経の治療となって抜髄の治療となった場合、治療後、炎症を起こした神経が残って残髄炎になる場合があります。
痛みがあって歯医者に行ったのに、治療しても痛いままだった、とか神経の治療中毎回痛い、など残髄が起こる事で様々なトラブルが発生します。
そんな中、クレオドンは残髄炎や歯根膜炎などの炎症に対し局所鎮静としての作用があり、さらに根管消毒の作用もある根管消毒薬です。
グアヤコールを主成分とするクレオドンは、局所麻酔効果があり、なかなか痛みが引かない根管治療や神経を治療した最初の回に使用する場合が多いです。
しかしながら、比較的強い薬でもある為、使用する際は根管も入口に少量綿球につけて置くだけであったり、多くの量を根尖付近まで入れるという使い方はしない事が多いです。
また、先生によってはクレオドンは使わないとか、医院に置いていないことさえありますが、一つの選択肢として意義のある根管貼薬剤であると思います。
神経の治療をした時は(神経の治療にならないのに越した事はないですが・・・)何の根管貼薬剤が使用されたのか先生にきいてみるのも良いですね。
では、本日の歯科座学でした。