歯科座学 60 コンポジットレジン
皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。
前回は象牙質に及ぶ虫歯について学んでいきました。
象牙質にまで虫歯が達してしまうといよいよ虫歯が神経に近づいてきます。
象牙質に及ぶ虫歯は、象牙質が柔らかいといった性質も含め、深く広く進行してしまいます。
そのため、可能な限り、早急な治療が必要になってきます。
治療の方法で、今回学ぶのが、コンポジットレジンです。
コンポジットレジンとは、合成樹脂でできた歯の色に合わせて作られた白い詰め物です。プラスチックに似た性質があります。
コンポジットレジンの利点は、虫歯だけ選択的に削るため、削る歯の量が少なく、色も灰白色の為に自然な歯の色も再現できます。
また、虫歯を削った後、その日のうちにコンポジットレジンを詰める事が出来る為、治療期間が短くすみます。
また、保険適応ですので、多くの虫歯の治療にコンポジットレジンを使用できます。
欠点としては、銀歯などと比較して強度に劣ります。
特に噛み合わせる場所や虫歯が大きかった場合、コンポジットレジンだけで歯の形態を作ろうとすると力に耐えられず、欠けたり折れたりします。
また、吸水性や劣化を認め、経時的に色が変色したり、歯とコンポジットレジンの境目が虫歯になってきたりもします。
この様にコンポジットレジンには利点と欠点がある為、虫歯の状況に合わせてコンポジットレジンで治療するのか、その他の治療方法で行うのか選択する必要があるのです。
では、本日の歯科座学 コンポジットレジン についてでした。