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歯科座学 421 口腔外科14

皆さん、こんにちは。
鹿児島市 加治屋町 四元歯科の院長 渡辺です。

本日は、口腔外科 14についてです。

悪性腫瘍は、上皮性の癌腫と非上皮性の肉腫に分けられます。口腔領域では肉腫はきわめてまれで、ほとんどは癌腫で粘膜の上皮から発生する扁平上皮癌です。

口腔がんは、さらにそのできる部位によって口唇がん、舌がん、口底がん、歯肉がん、頬粘膜がん、硬口蓋がんなどに分けられます。

これらのうち、舌がんの発生頻度がもっとも高く、口腔がんの約40%を占めます。そのほかには唾液腺から発生する腺系癌などもみられます。

以上のように、一口にがんといってもいろいろな場合があります。しかし、一般的に良性の腫瘍に比べて、悪性の腫瘍には、(1)病気の進行が速く、できもの(潰瘍、腫瘤)が速く大きくなる、(2)できものの周りが硬い、(3)周囲と癒着していて、境界がはっきりしない、(4)他の部位に転移する、などのような共通の性質があります。

では、本日の歯科座学でした。


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