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舌が白い! そんな時に疑うべき病気とは?

鏡で「ベーっ」と舌をだして見て下さい。ピンク色ですか?それとも白色になっていますか?
舌はいろいろな病気のサインをだしてくれている健康のバロメーターなのです。
今回は特に舌が『白色』の時に気をつけてほしい舌の病気をご紹介します。

舌が白くなる主な病気の種類

舌がん

舌に白くて硬いしこりが、でき初期の頃は痛みや出血などの症状はなく口内炎が治りにくいと感じる程度です。
症状が進行していくと、痛みや出血が続き、口臭がしてくることもあります。

アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)

2~10mm程度の丸くて白い潰瘍です。
症状として痛みがあります。発生する場所は舌、頬、歯肉にもでき、<strong>10日~2週間で自然に治り、傷跡も残りません。</strong>

白板症(はくばんしょう)

お口の粘膜が白色になり、擦っても取り除くことはできません。
症状として痛みはないけれど、<strong>白板症の10%ががんになる</strong>とされています。
診断には病変の生検組織採取(病変の一部を切り取る)による顕微鏡組織検査が必要です。

口腔カンジダ

乳白色の点状や線状の白苔 (シラゴケ)が粘膜の表面に付着したものです。
お口の中に常にいるカビ菌の一種です。
<strong>ガーゼなどで拭き取ることは可能</strong>ですが、出血や痛みを伴うことあるので歯科を受診することをお勧めします。
治療はお口の中のお掃除とお薬が中心です。

舌癌かどうかを見分けるには?

4つの病気は見た目では違いがはっきり分かりません。
なかでも一番恐ろしい病気である舌癌かどうかセルフチェックできる方法をご紹介します!

発症する主な年齢層


<strong>50代以降の男性に多く</strong>みられます。
口腔がん全体の80%は喫煙が原因とされていて、<strong>喫煙と飲酒の両方の習慣がある人は危険性が高まります。</strong>




発症しやすい部位

舌の両側にできることが多く、舌の裏側の見えにくい場所にもできることがあり、舌の先や中央部分にはあまりできません。
他には歯肉、顎、頬の粘膜などにできることもあります。

がんかどうか見分ける方法

①お口の中に硬いしこりがある
②お口や唇にしびれがある
③腫れて入れ歯が合わなくなった
④口臭が強くなったと言われた
⑤口内炎や潰瘍が3週間以上治らない、同じ所に何度もできる

怪しいと思ったら、迷わず歯科医院で診断してもらいましょう。

日本では口腔がんでの死亡率が年々上昇しています。
ステージ1やステージ2の早期のがんでも、1年以内に腫れが生じる方が3割います。早期の舌がんは、転移しやすいがんなので早期発見がより重要になってきます。
飲酒や喫煙の他に、<strong>むし歯・合わない入れ歯や歯のかぶせ物を長期間装着することによる粘膜の刺激なども原因の一つ</strong>になるので、お口の中が普段と番うと感じたら、先延ばしにせず歯科医院へ相談して下さい。
口腔がんに関わらず全ての病気は早期発見・早期治療が大切です。

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